晴れてマイカーとなったボロハチマル。
まずは事故でうけたフロント周りの修理から着手しました。
軽いパテ板金と塗装の作業は自分が休日返上でやるとして、
事故損傷修理とあちこち大きなクロカンのダメージは板金スタッフさんにやってもらうことになりました。
なるべくお金をかけたくなかったので完璧を求めない形で進めてもらったのですが
特にボディー両サイド、ステップ部分の修理が大変だった記憶があります。
ヘコミだけじゃなく弓なりになってました。
きっとあの重いボディーで岩に乗り上げたり、腹を打ったりと、何度もシーソーやったんだろうなって感じでした(笑)
あんなの直すんだから職人さんってすげえなって素直に思いますね。
現場の身内としてもリスペクトします。はい。
そうそう、思い出した。ある日、いつものように休日出社し、ボディー横に足場を作り、一人でルーフのパテ板金作業の最中、
カニ歩きで板金箇所を触りながら横移動していると、
足場の端っこまで来ているのに気づかずに転落したのですが、
たまたま回転レシーブのようにして受け身がとれたのか、奇跡的にケガをせずにすみました。
高さもだけど、周囲に何もなくてよかったぁ。あれはヤバかった(笑)
板金後は、外板パネルは全部バラバラのプラモデル状態にして
トヨタのバニラホワイト(クリーム色)で、色替え全塗装となりました。
窓周りが艶消しマットブラックでして、この塗り分けがまたマジクソめんどくさいのなんのって・・・(塗装屋さんには分かるはずw)
車格が大きく部品点数も多いため、何度も塗装ブースをまわしました。
両サイドのステップバー・リヤバンパー・マッドフラップ4個を純正品に戻し部品代が大きくつきました。
当時はまだインターネットが今ほど普及しておらず、中古品が簡単に見つかりませんでしたからね。
塗装完了後の肌調整&ゴミ取り磨き
全バラの部品を一つ一つ組付け完成したハチマルは
以前のようなすごみややから感はなく
品の良いさわやかな風をまとった威風堂々さを打ち放っていたのでした(大笑)
画像なし(´;ω;`)
どのくらいの期間でやったのか全く覚えてないのですが
息子が生れたばかりなのに休日も工場に出て作業をし、夜中に帰宅するという、嫁さんからはひんしゅく買いまくりの大馬鹿野郎でした(苦笑)
今ではただただ、わるかったなぁ、言葉足らずだったなぁと反省しております。はい(笑)またしでかすんですけどね・・・(大笑)
まぁそうでもしないといつまでたっても終わらないと分かっていたので
自分としては短期集中でやったんだと思いますが、どうしようもありませんでした。
「一度ズバッとやってしまえば終わりじゃ。ゆるしてくれぇやのぉ」
でかいボディーなうえにあちこち補修箇所多数。
先の見えない大掛かりな作業。
勢いを頼りに一気にやりきるだけだと感じていました。
「やるなら今しかねぇ♪やるなら今しかねぇ♪」
(前半10秒不要)
※西新宿の親父の唄 長渕剛
田中邦衛、歌ぜんぜん違うし(大笑)
「北の国から」いいですねぇ。
以前はそんなに興味ありませんでしたし
テレビで連ドラやってる頃はむしろ退屈番組って感じてました。
それが今では、観たいんですよねぇ。
観たい。ゆっくり何もせずただただ観たい。
田中邦衛演じる黒板五郎
誠実で頑固で不器用なところが観ててイラっとしたりソワソワするんですが
今の人に足らなくなった日本人の本質的ないいところを感じさせてくれるというか
もーね、涙つーつー(笑)
なんの抵抗もなくさらさらっと流れ落ちます。
人間臭さがたまらないんですよねぇ。
刺さります。
歳をとったんでしょうかね。
時代が変わったんでしょうかね。
あわただしく忙しく生きる日々。
ひとりふと物思いにふける瞬間があり。
現実的に全部に余裕のない毎日を送りながらも
自分が今、生かせてもらえていることに感謝感謝。
毎日しんどいですけどね。
でもおもろいっすやん。
糸井重里が言ってたな。
「おもつらい」って。
おっと脱線(笑)
第6話へ続く
コメント