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第15話 バックドア修理&塗装失敗

ハチマルのバックドアは上下2分割の構成です。

照明の関係で黄色いですが

リヤガラスを外し、オーナメントエンブレムを外します。

以外にもガラスモール周辺にサビはほとんど見つかりませんでした。

エンブレムの両面テープは、エアーツールのドリルの先にトレーサーという消しゴムのような円形のアタッチメントを着けて除去していきます。

リヤガラスのゴムモール周辺に付いていたシリコンシーラーは塗装時のハジキとなるのでしっかりと除去しておかないといけません。

リヤハッチはルーフ側のエッヂ部分が錆びていました。パネルのエッヂや角は塗料がのりにくいのでどうしても膜厚が薄くなりがちです。

地金が出たところはウオッシュプライマーで防錆処理をして、サフを全面に塗ります。

サビがあったところや地金がでたところに1液エポキシプライマー(グレー)を塗り防錆処理します。乾燥後に軽く足付けしてサフを全面に塗装します。

サフ塗装完了。

塗装前の様子です。

パーツを塗装する際は、可能な限り車体についている状態で固定するように意識しています。ポンと置いて塗れば早いのですが・・・。

理由は二つあります。

一つ目は、塗装の「肌」です。

どの車にも塗装面の肌がありまして、軽四のように細かい凸凹の表面肌だったり、外車のようにヌラヌラ~としたゆるく大きめの表面肌だったり。

塗装屋さんはその肌を狙って再現してゆくのですが、これがまた超難しい!

このただでさえ狙ってやるのもむずかしい肌再現の塗装を

パーツを台にポンと寝かせて塗装すると、こっちの狙った肌が出しづらくなるんですね。

レベリングといって塗料がベターっと伸びてしまいヌルヌルのだらしない肌になってしまいます。死に肌といってます(笑)

それを防ぐには、パネルを装着状態、立てて塗りたいんですね。

二つ目の理由は、どこがよく見えてどこが見えていないかということです。

言うまでもなく、車体に装着状態で見えにくいところよりも、もろに見える部分の塗装に注力すべきだということです。

台にポンと寝かせておいた場合、塗装屋さんは塗りやすいところを一生懸命塗りがちです。無意識に。塗りやすいがために見えもしない部分に注力し、本来見えやすいところへの注力がおこたり、車体取り付け後にガッカリとか。

以上のふたつが、めんどくさくても車体装着状態で固定して塗装したい理由です。(とは言え、見えない部分もちゃんと塗りますよw狙ってね。バキューンW)

そうして狙った肌がこれ↓↓↓

ウオオオオオオオオーッ

クリヤー大流れーっ!

クッソーッ!クソクソクソクソッ!クソガーーーーーーーッ!

狙って塗った肌がてめえこのありさまかぁ!?

何度も何度もていねいに塗り重ねて3コートパール作っていき、最後の最後のクリヤーで大チョンボ・・・ほんっとね、泣きそうになります。

マジでやってしまいました。横一直線にダラ~っと派手にやらかしました。

こんなの何年ぶりだったか・・・(泣)

でもねこれ、理由があったんですね、実は。

前述のボンネット塗装時から言っている「違和感

これが伏線だったんですね。

実はその失敗した理由だとか違和感なんですが・・・

 

第16話へ続く

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