ルーフの修理と同時に、ボンネット、バックドアも車体から外して修理を進めていました。ボンネットもバックドアも取り外しなら一人で自力でいけます。一斗缶で作った台やら何やらいろいろ駆使します。ちっさいおっさんはパワーないので工夫しないと生き残れません(笑)
取り付けは無理ですね、一人じゃ。傷つけてしまいますね。ヒトデ、いや人手が必要です。
石ハネ傷と旧パテ板金のサビ発生が何か所かあったので、この際やっつけてしまいましょう。ピンクはパテです。
黄色はウオッシャーノズルの取付穴周辺のサビ処理、ウオッシュプライマー塗装後ですね。マスキングも完了。この後サフ塗装です。
ボンネットもサフ専用ガンで塗りました。
前述したようにしましまにならないように意識して塗ります。
ズバッと3回。
カウルパネル欠損 サビ
フロントガラスのゴムモールがかぶさるカウルパネルは、サビで一部分が欠損していました。それほど高くないですし、メーカーに供給部品があるうちに交換することにしました。
ランクル80の供給部品、もうメーカー在庫がないものが結構あります(泣)
お金もないですが・・・(大泣)
欠損箇所は赤丸部分です。
新品カウル裏側は1液エポキシプライマーで防錆塗装。表側は白サフを塗装している状態です。
ボンネット 面出し アップ画像
ボンネットの面出し作業です。ガイドコートの粉をすり込み、あて木に#320(初めだけ#240でざっくり)ペーパーで削っていきます。
ウオッシャーノズル周辺が特に低いのですが、あらかじめそこだけ厚めにサフを塗っているので大丈夫です。
ガイドコートの粉をすり込んでは削り、手でなでては面の具合いを確認をし、何度も繰り返しながら面を出していきます。
面出しで付いた♯320のペーパー目はダブルアクションサンダー#400ペーパー(→#500)を使い、面を壊さないように意識して取り除き、本番塗装の足付けとします。
塗装前
ボンネットとカウルパネルは同時に塗装しました。
塗装後
バーン!
塗装完了です。
一見きれいに見えますが・・・
これは失敗しました。
というか、失敗の始まりでした。
塗装の肌がボコボコです。
窓の光の写りこみ具合でお分かりだと思います。
長い間、第一線で塗装してきた自分の感覚は間違いなかった。信じ切ってやれなかったことが原因でした。
それは、後にまた同じ違和感をもった時に、また失敗するという結果で現れたのでした。
二十年間積み上げてきた職人の感覚というものは、良い仕事をする上で、違和感を感じたらそれは「嘘」なんです・・・
そのくらい微妙なぎりぎりのことをやっているということなのでしょう。
いろんなことを再確認した良い機会でもありました。
痛い目にあったことで、その対処法もみつかりました・・・
その失敗とは後ほど。
第15話へ続く
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